橋本尚美展 3日目

12月18日から始まりました、橋本尚美展。毎日、入れ替わり立ち代わりお客様が途切れず、皆様とお茶をしながらまったりさせていただいております。

22日(木曜日)まで開催しております。お気軽にお茶飲みがてらお立ち寄りください、

UZUさんのお菓子 ¥600  限定数ですのでどうぞお早めに………

橋本尚美 展

2016   12月18日(日)〜 12月22日 (木)

時間     11:00am〜7:00pm

場所  大分市大手町1-4-5 

棚元での展示ははじめてとなりますが、大分在住の橋本尚美さんとは展示会での作品づくりについて何度も話し合い、親交を深めてまいりました。ふたりの力を合わせた展示となると思います。お運びくださったお客様とあたたかいお茶の時間をご一緒するのが楽しみです。橋本さんも毎日、在廊されます。是非、お運び下さい。

 

(作家 橋本さんは19日のみ午後3時から在廊)

流しの洋裁人 原田 陽子さんのワークショップ

 

竹田 棚元でお裁縫のワークショップを開催させていただき、定員オーバーのお申し込みに感謝致します。

何故?今、この竹田市の城下町で縫製のWSを開催しようと思ったきっかけのお話を。

竹田の城下町の女性は当たり前に和装のお仕立て、華道、茶道、お謡等を習っていたと伺ったことがあります。高齢になられた方々で過去の暮らしのことなど、いつか?取材をしてみたいなと考えておりました。洋裁学校もあったということで「被服」と「生活」において、その文化の伝承は現在、どこに存在しているのだろう? と疑問に思っていました。そこで、昨年、竹田アートカルチャーの一環で、まずは老舗や伝統を受け継ぎながら仕事をされてる「仕事着」を調べてみようと、陶芸家、研磨師、竹工藝家、和菓子の職人さん、染織家、パン職人の方々のインタビューをし、仕事中の動画と写真を撮り、検証をしました。その後、城下町には竹田被覆という縫製会社が活躍されていて、被服関連の会社と繋がり、独自の製品と販売先を探す。こういうフィールドワークから、「被服」と「生活」の根拠を得て、竹田ならではのオリジナルの「衣」という取り組みができないか?

可能性を探りたくなりました。そこで、知人のアートギャラリーで展示とパフォーマンス等をしていらっしゃった、「流しの洋裁人」の原田さんと繋がり、竹田城下町での可能性を一緒にプロジェクト的に続けていけたら面白いことになるのでは?と、すぐにお声をかけさせていただきました。メールのやり取りから京都までお会いしに伺い、とても被服、生活学に造詣が深く、縫製の技術力、織り、染色、アパレルまで幅広く知識をお持ちの原田陽子氏を竹田 棚元に迎え第1回目として「あなただけのちょっとそこまで着ていけるパジャマ=部屋着」を竹田の方々からミシンをお借りして、皆さんで原田さんから縫製をお教えいただきながら製作しました。
素材は、綿80%シルク20%のとろける肌触りの生地です。

今後、原田陽子さんと竹田の「衣」について深く洞察しながら新しい「衣」のカタチを模索していきたいと思っております。

『流しの洋裁人』とは
原田陽子さんが店舗を持たず「流し」で国内外各地の場所で仕立てを行うプロジェクト。“流れ“た先々で洋服を仕立てたり、ワークショップを開催します。

原田陽子 プロフィール
京都造形大学 空間演出デザイン科 専任講師
専門分野   ファッション、生活環境学 服飾造形学
学会 学派  日本生活学会

2007年、武庫川女子大学生活環境学科卒業。岐阜市のアパレルメーカーにて営業・企画業務を行う。2011年、母校に戻り助手として勤務の傍ら、エスモードジャポン大阪校や京都造形芸術大学大学院に通い、パターン、ファッションデザイン、芸術環境計画を学ぶ。2014年9月より『流しの洋裁人』という移動型洋服仕立業を始動。全国各地にてフクを媒介に、受け入れ先やその場に居合わせた人を巻き込んだものづくりの光景を、提案・販売している。

今後のプロジェクトを進める上でまずは竹田をみていただき、今後の可能性を探る第一弾です。和気あいあいと市外などからもたくさん参加者が集まってくださり、全員が素敵なパジャマを完成することができました。また、次回も開催致しますので、どうぞしばらくお待ちくださいませ。

 

また、このいでたちで城下町を流してくださるようです。とっても素敵なや優しいいい方です。見かけたらお声をかけてくださいー。

竹田 棚元 花屋みたてさんのお正月飾りのWS 

あっという間に今年も師走となり、年々1年間が早く感じられます。12月に入ってものんびりの棚元でございますが、竹田市に棚元をオープンし、オープン企画の花屋みたてさんのWSのご報告と御礼を……県内外から定員を超す15名もの参加者様がいらしてくださいました。本当にありがとうございました。

竹田との出会いは6〜7年前でしょうか? 

古道具を扱う、とあるお店のブログに出会った…竹田市の三桁(みつけた)というお店でした。そのブログに掲載されていた写真は素晴らしく、店内のしつらえや小物に目を奪われ何としても行ってみたいと思いましたが、住所や電話番号の掲載がなく、暫く途方に暮れておりました。ある日、知り合いの陶芸家が三桁へ行く、という話しを聞きつけ同行させてもららえることに。店内には用途のない鉄や木の物体、陶器の破片、錆び朽ちかけた古道具たちが見事に演出され配置されていました。

独特の「間」を空間に演出する草刈さんの感性に感動して以来彼と行き交いをさせていただいています。大分「棚元」の内装も手がけていただきました。もちろん!竹田の棚元の内装も草刈さんにお願いしました。竹田市役所 商工会議所のご支援をいただき、地元の城下町の皆様もお手伝いいただき、素晴らしい空間が出来上がりました。「感謝」の一言に尽きます。今後ともどうぞ、大分、竹田 棚元をご贔屓いただけますようお願い申し上げます。

竹田の

特定非営利活動法人 里山保全竹活用百人会から竹の枝を寄付していただきました。竹田市では11月の中旬に「竹楽」というイベントが3日間開催されております。この法人は、大分県や竹田市の地域社会に対して、農山村における荒廃した里山の環境保全作業と間伐されたモ ウソウチクやマダケ、そのほかの各種用材を活用する放置林活用対策事業を行うとともに竹の新用途研究開発事業 に取組み、地域の経済振興や環境保全に寄与することを目的とし、ボランティアで竹灯籠を城下町一帯に設置するため、夏から活動している団体です。廃棄される竹の枝を有効利用させていただきました。可能であれば、毎年、竹楽前にお正月飾りを皆さんで作れればいいなぁ〜と思っております。

つきたてのお餅で餅花を作っていきました。

紅は京都から花屋みたての西山さんが、染司 よしおかさんの紅をご準備くださいました。

ワークショップ前日は花屋みたての西山さんを囲んで食事会を……….

別府市からわざわざケータリングくださった「美伊」の伊藤さん